鋭敏化度測定器DOSテスター®「D-15M」
発電所、製油所その他化学プラントに多く使用されているオーステナイト系ステンレス鋼の粒界腐食や粒界型応力腐食割れ等の事故を未然に防止するため、現場で鋭敏化度を評価することができる測定器です。
- フィールド測定をサポートします!
- 小型・軽量化を実現!
- ディスプレイに蛍光表示管を採用!
- データ取扱いの簡易化
- JIS G 0580に対応!
仕様
本体重量 | 2.5 kg |
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本体寸法 | 305 × 164 × 90 mm |
電源 | 100 〜 240V(50・60 Hz)最大100VA以下 |
本体メモリー保存件数 | 50件 |
電流レンジ(オートレンジ) | 1) 10 mAレンジ 2) 50 mAレンジ 3) 100 mAレンジ |
電極の種類 | 銀・塩化銀電極(Ag/AgCl) |
使用温度範囲 | 7℃ 〜 35℃ |
標準セット
- DOS テスター D-15M 本体 1台
- 照合電極(Ag/AgCl) 1本
- 結果出力用ソフトウエア(CD-ROM) 1式
- 電解セル 2本
- 電解液 200 ml(標準液もしくは高感度液※) 1本
- 電解液注入器 1本
- 接着剤 1本
- テストピースSUS304(非鋭敏化材、鋭敏化材) 各1個
- 部品ケース 1個
オプション
- テストピース SUS304(非鋭敏化材もしくは鋭敏化材※)
- DOS テスター用BOX(運搬用ケース)
- 顕微鏡
- 電解液(標準液もしくは高感度液※)
※ ご購入時に選択可能
鋭敏化とは
耐食性の優れているSUS304などに代表されるオーステナイト系ステンレス鋼が、溶接等により500 〜 850℃に加熱されると、金属の結晶粒界にクロム炭化物が析出することで、結晶粒界の近傍に耐食性が低下する領域(クロム欠乏層)が生成されます。この現象を鋭敏化と呼んでいます。
鋭敏化が進むと粒界腐食や粒界型応力腐食割れが発生し易くなり、重大な事故に発展する可能性もあります。