先輩社員インタビュー　
S.Kさん

技術で社会に貢献するIHIグループの一員として

現在は、原子力サイトを稼働させるための、復旧工事に関する業務に携わっています。復旧工事には溶接や機械加工などを伴いますが、そうした工事の品質管理業務がメインになります。長期の出張という扱いで、もう1年近く原子力サイトの現場に滞在しています。

学生時代は、企業に就職するか教員になるかで迷っていたこともありましたが、当社の業務を知るなかで、徐々に就職したい気持ちが固まっていきました。私の希望のひとつは、東日本大震災後の東北の状況を知り、そうした地方への援助や、復旧の手助けとなるようなことに携わることでした。また、大学で工業を学んできたので、人々の役に立つ仕事、例えば電気を作るような大きな事業に取り組むことにも興味がありました。今は、そのふたつの希望が叶った状態と言えます。

当社はIHIのグループ会社ですから、「技術をもって社会の発展に貢献する」というIHIの経営理念に基づいて業務を行っています。私も、自分たちの技術が、人々の生活の基盤を作り、支え、役立つようにと考えて、日々の仕事に取り組んでいます。

経験豊富な上司や先輩の下で安心して挑戦

IIC（IHI検査計測）は、とても安心感がある会社だと思います。職場には、経験豊富で、落ち着いてものごとを判断できる上司や先輩がたくさんいます。私たち若手は、もし失敗しても先輩方がサポートしてくれるので思い切って仕事ができ、経験を重ねていけるという会社の風土があります。

先輩と後輩の社員関係は、師弟関係に近いような感覚があります。先輩から仕事上のルールや流れを伝授してもらいながら、徐々にこちらも要望や提案を発し、それに対して意見を返してもらう。やがて、先輩の手を離れ、自分が率先して活躍できる環境を作ってもらうというように、段階を踏み、一歩ずつ成長していくことを支えてもらっているように感じます。

仕事をしていく上では、現場で学ばないとわからないことがたくさんありますし、先輩方は、後輩に経験や技術を伝えることをとても大切にしてくれています。そして、やる気がある後輩に対して「どんどん挑戦させ、育てていこう」という心意気を感じます。私もさまざまな現場に行かせてもらい、楽しく仕事をさせてもらっています。

また、先輩方には、仕事のことだけではなく、プライベートでも相談にのってもらうことも多々あります。自身の経験談を元に真摯に答えてくださる、頼もしい存在です。

探求力と、失敗を恐れない積極性が大切

会社の教育制度も、社員の成長をサポートしてくれます。例えば、社会的な基礎知識などを学ぶためのIHIグループ全体での研修がありますが、こうした研修は、インターネットのツールを使って、現場にいても受けることができます。会社として研修体制が整備されているのは、とても良い点だと思います。

私の部署では、非破壊検査を実施するための資格取得を推奨されており、会社からその取得のための補助があります。必要な教材の用意などだけでなく、非破壊検査の練習のための時間や場所を提供してもらうこともできます。また、資格を取得すると、その難易度に応じた「資格奨励金」というものが支給されるので、資格取得への励みにもなっています。

私のような検査業務をメインとする仕事に向いている人は、２つのタイプがあると思います。１つは、物事を冷静に、客観的に見られる人。本質に気づくためには、「なぜこうなるのか」を考え、原因を究明する力や粘り強さが大事です。このようなタイプの人には、とても面白い仕事内容です。

もう１つは、「とにかくどんどんやってみよう」という積極的なタイプ。失敗することを恐れず、自分なりに挑戦し、経験を重ねてより良い成果を求める人は、仕事から学ぶことも多く、仕事を好きになれる可能性が高いと思います。

1日の流れ

先輩から一言

チャレンジ精神を大切にしてほしいです。成功も失敗も、やってみて初めて得られるものなので、どんどん経験して自分の価値観を育て、調べたことに対して本当にそうなのかと考えながら、世界を広げていってください。そういうことができれば、社会に出てから花開く場面もたくさんあると思います。がんばってください。