フーリエ変換赤外分光光度計(FTIR)
試料にどんな分子が含まれていて、なんの化合物なのかが分かります。
FTIR(Fourier Transform Infrared Spectroscopy)
化合物に赤外光を照射すると、赤外光を吸収し、分子結合の振動や回転運動を引き起こします。振動や回転運動に必要なエネルギーは分子により異なりますので、吸収されたエネルギーを測定することで、分子の構造や官能基が分かり、物資を定性・同定できます。
実績例
- 異物分析(粉末、破片)
- 異物の発生源推定(候補材との比較分析)
- 高分子化合物(プラスチック、フィルムなど)の同定
- 潤滑油、燃料油の劣化評価
ポリスチレンの透過スペクトル
装置概要
項目 | 基本仕様 |
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装置名称 | 日本分光製 FT/IR-6600型 赤外分光光度計 |
測定方法 | 透過法 |
測定範囲 | 4000~400cm-1※ |
項目 | 基本仕様 |
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装置名称 | 日本分光製 IRT-5200型 赤外顕微鏡 |
測定方法 | 透過法、反射法、ATR法 |
測定範囲 | 4000~600cm-1※ |
※測定範囲は試料形状などで異なります。