漏油検知器「オイルリークモニタ」検知原理/検知対象油
検知原理
「オイルリークモニタ」は、光ファイバーを利用した高感度な漏油検知器です(接触式検知)。
発光部と受光部との光量偏差分を応用
- 光ファイバー内を光が通過
監視中は、発光部の光がファイバー内を全反射で通過しています。通常、発光量と受光量はほぼ同じとなります。 - 油が付着した部分から光が漏れる
光ファイバーのセンシング部に油脂が付着すると、光がその部分から外に漏れ出します。 - 戻ってきた光の量を測定
受光部で光量を監視しています。油脂が付着した場合には光が漏れているので、発光量に比べて受光量が少なくなります。その差分を利用して、油の付着を判定しています。
検知対象油
油検知にはさまざまな方式があり、特長や運用方法がそれぞれ異なります。
弊社では、光量変化を利用して検知する「光ファイバー式」を採用しています。
<標準検知対象油>
原油・A重油・B重油・C重油・トランス絶縁油・電力ケーブル用絶縁油・タービン油・ギヤ油・潤滑油など
表は左右にスクロールしてご覧ください。← →
センサタイプ | 標準検知対象油の例外 | |
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有水環境用 | フロートセンサ (主に油層検知用) |
タービン油は検知不可 |
高感度型フロートセンサ (主に油膜検知用) |
- | |
無水環境用 | カード型センサ | - |
防爆センサ | 他に、軽油・灯油・ジェット燃料系も検知可能 |
※ 検知範囲は、設置環境やその他の条件によって変動する場合があります。